毎回セルフ給油のお店に行っていますが、
昨日GSで給油していると、店員さんが近寄って来た。
ガソリンタンクに注入する「水抜き剤」を入れませんか?とのこと。
正直興味がなかったので、一生懸命説明してくれた店員さんには申し訳ないけど断った。
問題はその断り方。
ま、普通に「興味がないのでいらないです」と言えばいいのかもしれないけど、
どうもやんわりと断る事を考えてしまった。
で、ベストな断り方だと思ったのが、
「スミマセン、手持ちがないんで・・・」
悪いねぇという気持ちを込め、笑顔で言ってみた。
すると店員さん、
「そうですよねぇ、給料日前ですもんねぇ」と、笑顔で返答。
手持ちがないと言われれば、たとえボクがどんなにその話に喰いつき、
興味シンシンであったとしても入れる事は出来ない。
「やんわりと」がテーマであったボクの断りの言葉も、
よく考えてみれば、相手を一撃で仕留める言葉だった(笑)
今回の店員のお兄さんは、本当は手持ちがないんじゃなく、
ボクが全力で断ろうとするための言葉だという事を悟ったと思うが、
ちょっと勘が鈍い人だったとすると、タチが悪い。
手持ちがないという理由には、若干の未来が拓けているからだ。
つまり手持ちがある場合は「受け入れます」と同意と
みなされてしまうキケンがある。
こんな相手に希望を与えてしまう断り方は、かえって良くない。
ここはキッパリと水抜き剤は要りません!と言った方が良かった。
ひいては相手のお兄さんのためにも。
と、たかだがこんなやり取りで、猛烈に反省する事もないが(笑)、
実はつい見逃してしまいそうなお兄さんのヒトコトが気になっていた。
「給料日前ですからねぇ・・・・。」
お兄さんとしてはボクに同情する意味で言ってくれたのだろうし、
もっと深読みするれば、金持ってないって言われたら降参です、という
こちらサイドとしてはこれ以上何も言えません状態を表したかったのかもしれない。
さらに深読みすれば、店長からお客が来たら水抜き剤を勧めなさいと
言われているだけで、そもそもボクは本気で水抜き剤をプッシュしているワケじゃないから、
断ってくれて全然OKよ、という意味での笑顔だったのかもしれない。
しかし、そんなお兄さんにヒトコト言っておかなければならない事がある。
「お兄さん、ボクは給料日前じゃなくても財布の中身は寂しいのだよ(^^;)」
どの道今後ボクが水抜き剤を投入する事はないだろう。。。